30代からはじめる男のシンプルスキンケア

30歳をすぎてから、肌のコンディションが20代の頃のようにはいかなくなってきた。具体的にはニキビ跡の治りが悪かったり、肌のツヤがなんとなく昔より感じられなかったり。

男のスキンケアも今や当たり前になりつつあるが、本格的なアンチエイジングをはじめるとまではいかないまでも、もう少し自分を労わってあげてもいいんじゃないか?そう思って、簡単にできるシンプルなスキンケアを昨年末からはじめてみた。

同じようにスキンケアに目覚めた世のメンズたちのなんらかの参考になればと思って、いろいろ調べた末に私がいま実践しているシンプルなスキンケア方法について書いてみたい。

基本的なスキンケア方法

まず、スキンケアの基本的なポイントを挙げてみる。

  • 石鹸は必ず泡立てて泡で洗う
  • 顔は絶対にゴシゴシこすらない
  • 化粧水は肌に押し込むようにつける
  • 化粧水が肌になじむのを待つ(2〜3分)
  • 乳液で化粧水をカバーする

だいたいどんな本やサイトをみても共通して書いてあることは以上の五つだった。このなかでも一番のポイントは、絶対に顔をゴシゴシしないことだろう。やさしい洗顔がすべての基本になる。

スキンケアに必要なもの

  • 洗顔石鹸
  • 化粧水
  • 乳液

の三つを用意する。ここでのポイントは、洗顔に石鹸を使うということ。メンズにはおなじみの洗顔フォームは、十分に泡立てないうちに顔につけてしまう可能性がある。そうなると泡切れが悪く、必要以上に顔をすすがなくてはいけなくなる。

その点、石鹸は泡立てなければ始まらないし、結果肌を必要以上に洗うことにはならない。こういった泡洗顔はスキンケアの基本中の基本なので、まずは洗顔石鹸を使うことで泡洗顔に慣れていきたい。

何を選べばいいか

では具体的に洗顔石鹸、化粧水、乳液の三つを選んでみる。とはいっても星の数ほどあるスキンケア商品のなかから選ぶのは大変だ。まずは自分なりの基準を先に決めておきたい。私が大事にしたのは次の二つ。

  • 安全して使えそうな成分で作られている
  • ランニングコストはなるべく控えめに

まず、肌につけるものだから、なるべく成分の想像がつくような、それなら安心して使えると思えるようなものを選びたい。

また、毎日使うものなのでランニングコストへの意識は忘れないようにしたいところ。高価なものが良いのは当たり前で、上をみればキリがない。自分の財布と相談して、背伸びしすぎないように。

以上のような観点から私が選んだのは次の三つとなる。

洗顔石鹸

カサブ石鹸

これはバージンオリーブオイルとローレル(月桂樹)オイルでつくられたシリアの石鹸で、タイプとしてはマルセイユ石鹸に近い。近所のドラッグストアに売っていたので試しに買ってみたのだが、なかなかいい感じ。

泡立ちは悪くないが、密度の高いモコモコ泡は作りにくい。フローラルないい匂いはしない。オイルっぽい匂いがほのかにする。どうやらこれがローレルの香りらしいのだが、月桂樹の匂いを嗅いだことがないのでわからない…。でもイヤな匂いではないと思う。洗い上がりはサッパリだけどほんのりしっとり感もある。

天然成分のみでつくられた石鹸って、どうも洗浄力が弱いんじゃないかと思っていたが、全然そんなことはなかった。逆に、今でも第一線で活躍できる石鹸の製法が、気が遠くなるような遥か昔に確立されていたことにビックリした。昔から使われているのにはちゃんとした理由があるんだと、カサブ石鹸を使うことで実感した。

と、ここまでカサブ石鹸大絶賛なのだが、次はマルセイユ石鹸を使ってみたいと思っている。カサブ石鹸に不満はないが、カサブ石鹸が自然派石鹸の認識を改めてくれたので、今度は自然派石鹸の雄であるマルセイユ石鹸を試してみたくなった。次はマルセイユ石鹸を使ってみて使用感を比べてみたい。

ちなみにマルセイユ石鹸のおすすめはマリウスファーブル社製の一択らしいので、今度買うならそれかなと。値段はカサブ石鹸とたいして変わらない。

化粧水

無印良品 オーガニック化粧水

化粧水にもいろいろなタイプがあるが、ベタベタが苦手な男としてはさっぱり感を重視したい。調べてみたら「無印の化粧水はわりと良い」という情報を目にした。

無印の化粧水といっても、けっこうたくさん種類があるのだが、今回はそのなかから昨年一新したメンズラインのオーガニック化粧水を選んでみた。男ならメンズラインを選んでおけば間違いないかなと。

見た目は水みたいに透明でサラッとしているが、肌につけるとほどよくしっとりする。なじんで乾けばベタベタ感はなく、いかにもメンズラインといった使用感。

ただ気になるところも。まず、一体どのあたりがオーガニックの利点なのかが比べるものがないので正直よくわからない。オーガニックではない同じ無印のさっぱりタイプとは値段が全然違うので、もしかしたらそっちで事足りるような気もする。

また、はじめはさっぱり感重視でいっていたのだけど、使っているうちになんとなくしっとり感に物足りなさを感じてきた。なので、比較するために同じ無印のオーガニック保湿化粧液も買って使ってみた。結論としては、保湿化粧液の方が保湿をうたっているだけあってあきらかにしっとり感を感じられる。

保湿でない方に比べたら多少ベタつき感はあるし、値段も倍近く違うのだが、それでも次に買うなら保湿の方かなと思う。もしくは、夏場はオーガニック化粧水、乾燥しがちな冬はオーガニック保湿化粧液と使い分けてもいいかもしれない。

乳液

薬用ユースキンS(ローションタイプ)

まず最初にいうとユースキンは乳液ではない。使用感としては化粧水と乳液の中間あたりのポジションだろう。妻がユースキンのAの方を買った時についていたSの試供品を試しに使ってみたところ思いのほかよかった。調べても男性用の乳液は定番的なものがなかったので、結局これを乳液がわりに使っている。

ユースキンSのローションは見た目はクリームっぽいが、つけると肌に馴染んでベタつきは感じない。乳液に抵抗のあるベタベタ嫌いの男性でも違和感なく使うことができると思う。髭剃りで負担のかかった肌を潤すためのアフターシェービングローションとしてはピッタリだ。

ユースキンを乳液がわりに使うのは、その道の人に笑われるのかもしれないが、私はいまのところ満足している。もしかしたらそのうち化粧水みたいにしっとり感が物足りなくなってくるかもしれないが、まだまだいっぱいあるので、無くなってきたらまた考えたい。

スキンケアをはじめてみて

スキンケアをはじめて二カ月弱。鏡をみて変わったと感じられるレベルの大きな変化はないが、手で触ったレベルでは感じている。前に比べると、顔が一日中ずっとなんとなくしっとりしている。触っていて気持ちいい。

目に見えるレベルの変化を求めるなら、この上さらに美容液とかも必要になってくるのかもしれないが、私としてはこれぐらいの成果で今のところまずまず満足している。

はじめてみてわかったが、スキンケアの道はなかなか奥深い。だからやりだすとけっこう楽しいのだが、反面、無限のような選択肢があって何が正確なのかわからなくなってくるところもある。

なので最終的には、手間とコストと効果。その三つのバランスのいいところを自分で見極めて、それを根気よく続けていくしかないんじゃないかと思っている。なんとなく方向はつかめた気がしているので、見極めるまでもうちょっといろいろ模索したい。