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『ゲーム・オブ・スローンズ』はもっと流行ってもいいと思う。

『ウォーキング・デッド』で海外ドラマ熱に火がついてしまい、『ウォーキング・デッド』を教えてくれた職場の上司のもうひとつの猛プッシュタイトル『ゲーム・オブ・スローンズ』をシーズン2まで一気に観てみたのだが、これがまた文句のつけようがないくらいおもしろかった。わりと登場人物が多いので、最初のうちは人物関係を把握するのが大変っちゃ大変なのだが、そのうち自然と頭に入ってくる。『ロード・オブ・ザ・リング』なんかが好きな人は存分に楽しめると思う。

この『ゲーム・オブ・スローンズ』、海外ではわりと人気が高いらしいが、日本だと『ウォーキング・デッド』なんかに比べればまだまだマイナー感がある。実際、私が通っているゲオではそこそこの本数が入荷されているにもかかわらず、借りてるのは私だけみたいな感じだった。逆に『ウォーキング・デッド』は貸出中の山。両方追いかけている身としては、『ゲーム・オブ・スローンズ』にもうちょっと頑張って欲しいなあ〜と心を痛めている。こっちもおもしろいのにもったいないなあ〜。

一応レーティングとしてはR-15らしく、わりとエログロ描写が多いので苦手な方はご注意を。そういう意味では、大人が夜中に一人で観るドラマとしては最適といえるだろう。間違っても家族の集まるリビングなんかで観ないように。かなり気まずい思いをすることになると思う。

さて、肝心の内容についてちょっとだけ感想を。まず最初に、これはファンタジーなのだが、スタートの段階ではあんまりファンタジーっぽく描かれていない。冒頭のアレは今思えば思いっきりホワイト・ウォーカーなのだろうけど、その後はしばらく淡々と大人しく進んでいくので、事前情報ゼロだった私はわりと硬派な中世の歴史モノなのかなあ〜ぐらいにしか思ってなかった。ただ、イマイチ盛り上がりにかけるかな〜とも感じもしていた。

だから、ナイツウォッチの総帥のところにホワイト・ウォーカーが夜襲してきたのはけっこうビックリだった。ちょうど『ウォーキング・デッド』と並行して観ていたので、「なんだよこれもゾンビモノかよ!」と思わず声が出かけたくらい。そんな感じで、この時ようやくこれがファンタジーであることを認識した。

今後の見どころは、大きなところでいえばホワイト・ウォーカーやドラゴンなどといったモンスターたちが、今後どういったかたちで人間たちの戦争に関わってくるかだろうか。シーズン3はどうやら4月からレンタル開始との噂。早く観たいなあ〜。