特別でない、ありふれた自分を許そう – 『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』感想
あなたにはあなたのエヴァがあり、私には私のエヴァがある。そして、それでいいんだろう。エヴァを最後まで見届けて浮かんだ感想の第一声として、そんなことだった。はたして、あなたはどうだったろうか。私のエヴァはちゃんと終わった。…
THE PRACTICE OF TRANSCEND ONESELF
あなたにはあなたのエヴァがあり、私には私のエヴァがある。そして、それでいいんだろう。エヴァを最後まで見届けて浮かんだ感想の第一声として、そんなことだった。はたして、あなたはどうだったろうか。私のエヴァはちゃんと終わった。…
個人的にこの夏最大の注目作だった中島哲也監督の『渇き。』を観てきた。ちなみに原作は未読。世間の評価は大方の予想通りというか、やっぱりいろいろと賛否両論あるようで、レビューサイトなどを見てみるとずいぶん評価が割れている。だ…
非常に味わい深い、何度も観れるし観たくなる傑作だと思う。個人的にはオールタイムベスト級。原作を読んでいないのでどこからどこまでがコーエン兄弟による部分なのかは判断できないが、なんていうかもう全編に渡って文学的ともいえる緻…
まず最初に謝る。ごめんなさい。はっきり言って舐めてました。どこのブログかは忘れてしまったのですが「2013年は『横道世之介』を観れたから満足!」的なのを読んで、そんなにいい映画なのか〜って気になっていたのだけど、いや〜本…
別に前から気になっていたというわけじゃないのだけど、たまにはこういうハートウォーミング系(?)の映画でも観てみようかなということで鑑賞。一言でいうと「ジェニファー・ローレンスを観る映画」だった。ちなみにジェニファー・ロー…
前エントリーでけちょんけちょんに扱き下ろしたのにもかかわらず、懲りずに行ってきた。しかも公開二日目に。自分でも倒錯していると思う。でも、たとえ予想通り酷くても、これで最後だから全部ひっくるめて許せる気がしていた。TVシリ…
エンドロールのない「映画」を劇場で観たのはこれが初めてだと思う。終わるのと同時にパッと客電が付くのは新鮮だったけど、やられてみてよくわかった。エンドロールは映画鑑賞に必要な余韻を楽しむ儀式なんだということが。そしてその余…
なにかとビッグタイトルが目白押しの2013年夏だが、その中でも一際異彩を放っているのがギレルモ・デル・トロ監督の『パシフィック・リム』だろう。 デカい怪獣とデカいロボットがガチンコで殴り合う。たったそれだけの事前情報で「…
宮崎駿が名実兼ね備えた現代の日本を代表する映画監督であることに異論の余地はない。いや、もっとすぐれた映画監督は他にいると言う人もいるかもしれないが、考えてみて欲しい。宮崎駿が一本映画を撮るとあれば、巨額のお金が動きだして…
すごいすごいと評判で聞いていたが、観てみて納得。本当にすごかった。めちゃくちゃ笑った。そしてボロボロ泣いた。こんなに劇場で泣いたのは久しぶりだ。 青春、恋愛、笑い、謎、社会風刺…入ってないのはアクションくらいで、たぶんお…